仲介業者を通じて既存住宅の瑕疵保証サービスを提供する、既存住宅保証センター(東京都新宿区)と日本リビング保証(東京都渋谷区)、日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合(LLP、大阪府高槻市)がこのほど提携した。仲介業者の間で、瑕疵保証への取り組みが広がっている状況を踏まえた対応。3社が展開するサービスでは検査・保証の対象部位がそれぞれ異なるため、連携によって仲介業者の幅広い要望に応える狙いがある。5月からサービス提供を開始する。
既存住宅瑕疵保険を基にした商品「中古住宅みらいえ」を展開する既存住宅保証センターが構造と雨漏り、給排水管などを担当。日本リビング保証は住宅設備、LLPはシロアリに関する部分の検査・保証業務を担う。3社のサービスを網羅したパターンのほか、「みらいえ」を基本として、住宅設備またはシロアリを組み合わせたパターンも選択できる。
検査料・保証料は各社のサービスや保証期間などによって異なるが、既存住宅保証センターが窓口として一括対応する。東京都多摩エリアを地盤とする藤和ハウス(東京都西東京市)が、5月1日からサービスを開始する予定。11日からは5社が開始を決定しているという。