東京都西部を中心に店舗展開している藤和ハウス(東京都西東京市、河野祥子代表取締役)はこのほど、既存住宅売買時の瑕疵保証サービスを開始した。専任媒介(専属専任を含む)を締結した物件を対象とする。戸建てかマンションかを問わず検査料・保証料共に同社が賄い、売主・買主双方の費用負担はなし。7月末までの期間限定だが、「延長も視野に入れている」(同社)という。
戸建ての検査・保証サービスは、既存住宅保証センター(東京都新宿区)と提携したうえで、既存住宅売買瑕疵保険を利用。センターが実施する検査に適合すると、引き渡し後5年以内に構造耐力上主要な部分などで発生した不具合について、補修費を1000万円まで保証する。また、センターを通じて日本長期住宅メンテナンス有限責任事業組合(LLP、大阪府高槻市)とも提携。引き渡し後1年以内に確認されたシロアリ被害について50万円を上限に補修費を保証する。マンションは設備機器を対象とし、自社保証を展開。同社の建築・リフォーム部門に所属する社員が検査を行い、合格した部位について、引き渡し後1年以内に発生した不具合の補修費を最大10万円まで保証する。
同社は1975年に設立された。売買仲介と分譲販売を主力事業として、現在、田無本店を中心に都西部の10店舗を展開。2007年以降は愛知県でも出店を進めている。