政策 総合

13年路線価、5年連続下落も回復基調、最高価は28年連続で銀座・鳩居堂前

 国税庁は7月1日、相続税や贈与税の税額算定の際の基準となる路線価(2013年分)を公表した。

 全国平均は前年比マイナス1.8%で、5年連続の下落となった。ただ、下落幅は前年よりも1ポイント改善しており、都道府県別に見ても08年以来5年ぶりに宮城県(前年比1.7%上昇)と愛知県(同0.1%上昇)で上昇を示す県が出た。

 都道府県庁所在都市で最高路線価が上昇したのは7都市に上り、前年の2都市よりも5都市増えた。上昇したのは、横浜、金沢、那覇、札幌、さいたま、名古屋、大阪の各都市で、横浜、金沢、那覇については上昇率が5%以上となった。

 なお、最も高い路線価は東京都中央区銀座5丁目の鳩居堂前で、1平方メートル当たり2152万円(前年比横ばい)。28年連続で最高となっている。