イオングループのAライフサポート(マンション管理・ライフサポート業、東京都中央区)は2月13日、イオンネットスーパーの利用者を対象にマンション向けの新しいサービス「スマート鍵サービス」を開始すると発表した。
このサービスは、オートロックマンション居住者で留守がちの人を対象に、オートロックをセキュリティ環境下で解錠し、ネットスーパーの注文品を購入者各戸の玄関前まで宅配するサービス。これまでも、配達時間に在宅できるか分からない顧客を対象に、保冷カバーやセキュリティバンドを使用することで新鮮な状態を保ったまま商品を宅配する「置き楽(おきらく)サービス」を展開してきたが、今回のサービスにより通常は入館できないオートロックマンションにまで対象を広げた。
具体的には、いわゆるワンタイムパスワードなどと呼ばれる「時限暗証番号」を管理し、特定の時間だけネットスーパーの配達員をエントランス内に入場させるもの。管理センターが遠隔でオートロックの解錠を行う。
既に、東京都墨田区のマンション「アデニウム墨田本所」で採用が決定している。Aライフサポートでは、「このシステムにより、マンション共用部設備の緊急メンテナンス時に、管理員が不在でも遠隔で鍵を開けての緊急対応や新聞を各戸の玄関前まで配達することが可能になる」として、今後もサービスを広げていく予定だ。
