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建築物の省エネ性能表示(BELS)を開始、4月25日から 国交省

  国土交通省は3月19日、一次エネルギー(自然から採取されたままのエネルギー、石油、石炭など)消費量を第三者機関が客観的に評価し表示する「建築物省エネルギー性能表示制度(Building Energy-efficiency Labeling System:略称BELS)」を4月25日から開始すると発表した。
 非住宅建築物を対象とした省エネルギー性能に特化した統一的な指標がこれまでになく、総合的な指標であるCASBEEが活用されてきた。改正省エネ基準が4月1日から完全施行されることを受け、これに準じた評価手法が採用されているBELSにより、省エネ法に基づく届出書類を活用した申請が可能となる。
 また、この制度に基づく表示マークにより、建築物にプレートやシールで表示を行うこともでき、5つの星ランクで省エネルギー性能表示のグレードを表す。専門知識のない人にも分かりやすくした。
 国交省では、制度開始に伴い、BELS評価員講習や制度説明会を4月初旬に実施し、啓発活動に努める方針だ。