不動産経済研究所の調査によると、00年以降15年9月までの16年9カ月間に供給された100平方メートル以上の分譲マンションは、4万8484戸に上ることが分かった。
年別に見ると、00年に4131戸だったものが、01年には5466戸、02年になると8018戸と増加していたがその後減少基調となり、13年は1311戸、14年は780戸の供給となった。建築費高騰の影響などから100平方メートル以上の広い住戸は郊外エリアからほぼ消え、都心の高級・高額仕様の住戸が中心となっている。今後も建築費が下がる見込みは薄いことから、同研究所では「引き続き低調な供給になることが予想される」としている。