東京カンテイが発表した3月の中古マンション価格(70平方メートル換算、売り希望価格)によると、首都圏は前月比でマイナス0.1%の3581万円とわずかながら4カ月ぶりに弱含んだ。ほぼ全域にわたって価格を下げたことが要因だが、価格水準の高い東京都の事例シェアが相対的に拡大したため、わずかな下落に留まった。都県別に見ると東京都は同0.6%マイナスの4815万円。東京23区では同マイナス0.3%の5311万円。神奈川県(2804万円、同プラス0.3%)では堅調な推移を維持したが、千葉県(1940万円、同マイナス0.3%)は小幅な下落。埼玉県(2090万円、同マイナス0.7%)は前月に引き続きマイナスで下落率も拡大した。