アットホームの調査によると、11月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万6746件で、前年同月比2.3%増となり、5カ月連続でプラスとなった。アパートが新築・中古共に好調で同6カ月連続増と好調だった。マンションは新築が同4カ月連続増。中古は23区の成約増が神奈川県・埼玉県の減少をカバーし、再び増加に転じた。エリア別に見ると、東京23区は7709件で同7.4%増、東京都下(1438件、同8.1%増)も増加し、それぞれ同6カ月連続増。千葉県(1758件、同2.3%増)も同5カ月連続で増加。これに対し、神奈川県(4212件、同4.5%減)は同2カ月連続で減少。埼玉県(1629件、同5.8%減)も同8カ月連続の減少となり、引き続きエリアによる好不調の差が大きかった。
成約物件の戸当りの賃料指数は、マンションは新築が109.8、中古は94.6で共に前月比3カ月ぶりに下落。アパートは新築(102.9)が同2カ月連続で上昇。中古(99.2)は同3カ月ぶりに下落となった。