アットホームの調査によると、17年12月の首都圏における居住用賃貸物件成約数は1万7158件で、前年同月比3.3%増となり、6カ月連続でプラスとなった。アパートが新築・中古共に好調で同7カ月連続増だった。マンションは新築が同5カ月連続増、中古も同2カ月連続増となった。これは東京23区の好調によるもの。
エリア別に見ると、東京23区は7943件で同9.6%増、東京都下(1598件、同5.1%増)も増加し、それぞれ同7カ月連続増。千葉県(1877件、同7.9%増)も同6カ月連続で増加。これに対し、神奈川県(4261件、同2.0%減)は同3カ月連続で減少。埼玉県(1479件、同15.6%減)も同9カ月連続の減少となり、エリアによる好不調の差は依然大きくなっている。
成約物件の戸当りの賃料指数は、マンションは新築が108.6で前月比2カ月連続で下落。中古は95.0で前月の下落から上昇に転じた。アパートは新築(105.5)が同3カ月連続で上昇。中古(99.0)は同2カ月連続の下落となった。