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本社オフィスで顔認証セキュリティなどの実証実験 三菱地所

 三菱地所は同社の目指す「常に進化するオフィス」の実現へ向け、9月中旬から本社オフィスで顔認証によるセキュリティシステムを導入し、実証実験を行う。
 同社では既に生体(指紋)認証によるセキュリティシステムや決済システムなどを採用しているが、今回は一部のセキュリティ扉とゲートに顔認証技術を導入。セキュリティ通過時に、よりスムーズな通行が可能になるという。実証実験による検知データや社員アンケートを通じ、ビル運営業務の効率化への有効性などを確認した上で、将来的には同社のオフィスビルの商品企画に生かしていく方針だ。
 なお、同社は8月20日から従業員向けコンシェルジュサービスも試験的に導入し、実証実験を行っている。従業員から随時相談を受けながら各種手続きやリサーチなどを代行するもので、こちらも従業員の負担軽減などによる生産性向上を図ると共に、今後オフィスビルの商品企画や顧客への提案などへの反映を目指している。