森トラストは9月4日、秋季震災訓練を実施した。20年に竣工予定の「東京ワールドゲート」(東京都港区)を対象に、東大・廣井研究室が開発した「帰宅困難者支援施設運営ゲーム」を活用し、虎ノ門・神谷町エリアの防災機能強化に向けたシミュレーション訓練を実施した。「東京ワールドゲート」は、虎ノ門病院、ホテルオークラと共に合計5000人規模の帰宅困難者受け入れ体制を構築する計画。今回の訓練で、多様性配慮の視点を取り入れた帰宅困難者対応や、そのための一時滞在者同士の共助を促す仕組みづくりの必要性、受け入れ施設間の地域連携に向けた課題が浮き彫りとなった。