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都心オフィス賃料は上昇継続、空室率は横ばい 三幸エステート調べ

 三幸エステートが10月10日に発表した調査レポート「オフィスマーケット2019年10月号」によると、東京都心の大規模ビルの募集賃料は引き上げの動きが継続し、空室率は横ばいの状況が続いている様子が見られた。
 東京都心5区(千代田・中央・港・新宿・渋谷)の平均募集賃料(坪単価、共益費込み)は、前月比138円上昇の3万613円と緩やかに上昇。平均空室率は同0.01ポイント減の0.70%で、0.7%台での動きが継続した。
 同社は空室率について、「新築ビルの多くが竣工時点でほぼ満室に近いテナントを誘致していることに加え、既存ビルでテナントを募集した場合も、現空床となる前に館内テナントの増床等により空室として顕在化しないケースが多い」と背景を説明している。