資産運用サービスのブリッジ・シー・キャピタル(東京都中央区)は、東京・東上野のインバウンド(外国人観光客)向けホステルをあらかじめ内装整備済みのセットアップオフィスにコンバージョンで用途転用し、同社の運営する不動産投資クラウドファンディングサービス「CREAL」で運用を始める。REITでは同様な事例があるものの、クラウドファンディングでは初の取り組みという。コロナ禍で需要の厳しいホテルでも、安定した収益を得られるスキームを取り入れたのが特長となる。
運用物件は、ホステル「Q Stay and lounge上野」で、運用期間中にオフィスとして賃借することで、入居テナントからの賃料収入と、その後の物件売却で得られる代金を投資家に配当、元本償還する仕組み。当該物件では同社グループが入居予定となっている。2020年11月10日には投資口申し込みの募集を始めている。同社では今回のようなスキームを他物件でも広げていく考え。