三井不動産は12月9日、宇宙ビジネス拠点「X-NIHONBASHI TOWER」を東京都中央区日本橋の日本橋三井タワー(7階)に新たに開設した。18年11月、JAXAとの宇宙イノベーションパートナーシップによって開設したX-NIHONBASHI(東京都中央区日本橋室町1丁目、福島ビル7階)に続くもの。新拠点開設により、街づくりを通じた宇宙関連領域におけるビジネス活性化促進プロジェクト「X-NIHONBASHI(クロス・ニホンバシ)」を日本橋エリアで本格始動する。
クロス・ニホンバシは、日本橋の街で同社が提供する「場」と「機会」を通じて宇宙関連領域のビジネスが拡大することを目指すもので、産学官の多様な人材が集うことで、イノベーションを起こしやすくするための一連のプロジェクト。新たに開設したX-NIHONBASHI TOWERは、オフィスのほか、最大150人程度収容可能なカンファレンスおよびコワーキングスペース、オンライン配信設備を備えたスタジオがある。また宇宙資源の活用を目指すスタートアップ企業ispace(東京都港区、袴田武史Founder&CEO)が月面探査のミッションコントロールセンターを構える。
18年開設のX-NIHONBASHIでは、宇宙に関する様々なプロジェクト参画やイベント、カンファレンスを年間200回以上開催し、宇宙関連ビジネスを推進してきた。
同社は「日本橋再生計画」における「産業創造」として、16年から「日本橋ライフサイエンス・イノベーション推進事業」を開始した。19年には同計画第3ステージの戦略カテゴリーとして、新たに「宇宙」領域を掲げた。
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