三井不動産と三井不動産商業マネジメントが運営する、三井ショッピングパークの公式通販サイト「Mitsui Shopping Park &mall」(以下、アンドモール)の会員数が300万人を超えた。12月14日からは、三井ショッピングパーク初となる「ライブコマース」の配信を一部施設・店舗で開始。両社は今後もリアル施設・店舗とアンドモールを軸に、ICT技術の活用を進めていく方針だ。
アンドモールは17年11月に開設された、衣料品をはじめ生活全般に関わる商品を取り扱うECサイト。登録店舗数は現在、約350に上る。
今回始めたライブコマースでは、三井ショッピングパークの6施設・約25店舗において、店舗スタッフが商品の動画を配信。視聴者が動画内のリンクからアンドモールにアクセスすることで、商品を購入できる仕組みだ。ライブコマースを新たな販売手法として確立することを視野に、導入施設の拡大を今後検討するという。
このほか、アンドモールでの購入商品をリアル店舗で受け取るサービスや、チャットボットを活用した顧客対応システムなどを導入。電波を発する読み取りアンテナの仕組みを使って、店舗内の商品在庫情報を自動的にアンドモールと連携する仕組みも構築した。またリアル施設・店舗においても、フードコートで並ばず自席で注文できる機能を、専用アプリに実装。スマートフォンから、メニューをテイクアウトできる機能も今秋から導入した。
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