DATAFLUCT(東京都千代田区)は、スマートシティ・スーパーシティ構想や、society5・0の実現に役立つデータサービスを開発し、12種類に上るツールの提供を2021年1月29日に開始した。二酸化炭素排出・吸収要因や、災害リスク、無秩序な宅地開発による「スプロール現象」、車両の混雑・遅延・運行状況、駐車場の利用状況、施設やエリアのにぎわい状況などを可視化して、まちづくりの立案や検討に役立つような情報を提供する。
デジタルツイン技術(現実世界のデータをコンピューター上で双子のように再構築)で構築した最適なモデルを、街づくりのPDCAサイクルで活用できるようにした。都市インフラや施設、運営業務を最適化できる同社サービスブランド「DATAFLUCT smartcity series.」(データフラクト スマートシティシリーズ)として、蓄積データを可視化し、意思決定や、とるべき活動の決定に役立つ12種類の「BI/BAツール」を提供する。
国が推進するスマートシティやスーパーシティ構造では、多種多様なビッグデータの収集と整理、活用が不可欠。そこで同社は、衛星画像や気象、SNSなどのリアルタイムに近いビッグデータを集積したデータ基盤を基に、AI言語解析や位置情報解析、機械学習、衛星画像解析といった技術を使い、位置情報や人の流れのモニタリング、人口シミュレーション、口コミの解析、土地利用の提案などの機能を持つ今回のツールを開発した。