再生エネルギー発電運用専門会社の玄海インベストメントアドバイザー(東京都千代田区)は、クラウド資産(東京都台東区)の株式100パーセントを取得して2021年2月2日に完全子会社化した。これに伴い、再生エネルギー投資案件に個人でもESG投資ができるクラウドファンディングサービスの提供を2021年夏季までに開始する。
玄海インベストメントアドバイザーはこれまでに海外投資家など機関投資家向けに再生エネルギー事業を太陽光発電設備で全国43カ所、875億円の案件を手掛けてきた。バイオマス発電所でも42メガワット、350億円を運用している。再生エネルギー発電システムの設計や各種の申請、施工、保守管理を手掛けるWIND―SMILE(東京都江東区)にも資本参加している。今回の子会社化により、これまでのノウハウを生かしながら、第二種金融商品取引業を取得済みのクラウド資産が計画しているファンド型クラウドファンディングの仕組みを活用し、個人投資家の投資ニーズにも応える。