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投資などで半数が生成AIを活用 GA調べ

 GA technologies(東京都港区)は、AI(人工知能)を生かして同社で運営するAI不動産投資「RENOSY」(リノシー)を通じて、18歳から69歳の男女1984人を対象として2025年8月に聞いたビジネスやプライベートの「生成AIの活用シーン別、実態調査」の結果をまとめた。

 同調査結果によると、ビジネスでの活用率は構成比41・2%、プライベートでは同52・4%となり、それぞれ回答者の半数近くが活用している。その中で、「投資」に関心がある人(834人)に聞くと、情報収集や比較的検討時に当該回答対象者全体の62・4%が活用していると答えた。

 今後の投資で生成AIを活用したい人(1405人)に同サービスで具体的に拡充してほしい機能を複数回答可で聞くと、多い順に、「信頼性の高い情報源の提示」(48・8%)、「リアルタイムな市場データの反映」(34・3%)、「個別の状況に合わせたパーソナルなアドバイス」(31・7%)、「プライバシー保護への配慮」(30・7%)、「ハルシネーション(誤情報生成)の低減」(25・8%)、「専門家との連携機能」(24・8%)などと続く。

 更に、将来的に生成AIに任せたい作業や意識決定の内容を聞くと、「資産運用のリスク分析・管理」(31・3%)、「最適なポートフォリオの提案」(31・0%)、「税金・法制度に関するアドバイス」(30・7%)、「投資先の選定・評価(例:不動産物件、株式銘柄など)」(28・8%)、「老後資金などライフプランに合わせた資金計画」(28・8%)、「市場変動に応じた自動売買・買い増し指示」(26・6%)、「家計簿・収支管理と改善提案」(23・0%)などと続く。

 同社では、「人に代わり、資産を管理する機能や、個別に合わせた資産形成のサポートなど、資産形成の手軽さを実現できる機能が、今後の生成AIに求められている」と指摘している。