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地所など4社 、オーダーメイド型「ワーケーションプログラム」

 三菱地所、JTB、スノーピークビジネスソリューションズ、日本航空の4社は、業務提携により商品化したオーダーメイド型「ワーケーションプログラム」を4月1日からJTBで販売を開始した。

 販売するプログラムは、JTB主催ワーケーションセミナーをきっかけに約2年の不定期での会合を続けた各社代表スタッフ有志によって共同開発された。「ワーケーションは働き方だけではなく、生き方自体も見直すきっかけになる」、「日本に真の意味でワーケーションを定着させるには大企業に制度として導入する必要がある」など、20~40代の各社代表スタッフの実体験に基づいた意見がまとめられた。

 三菱地所はビル営業部兼営業企画部の三澤圭乃統括が代表スタッフとして参画、ワーケーション施設利用の手配やファシリティマネジメントコンサルティングに関して役割を担った。

 プログラムでは、社内の人事制度改革と説得シナリオづくり、各社の課題に合わせたプラン作成、特別な実施体験、成果検証レポート作成などのニーズに、ワーケーション各分野の専門性を持った担当者がサポートする。

 実施プラン例のうち、大企業の事業部門(20~50人前後)の例では「組織の停滞感、イノベーションの欠如、人材育成、リモートワークによる人間関係の希薄化」などを課題として、「イノベーション創発、アクティビティを通じたチームビルディング、人事制度改革やファシリティコンサルで実務に活きる知識取得」を目的に、(1)白良浜(和歌山県西牟婁郡)でマインドセット、(2)ワーケーションオフィス「WORK×ation Site 南紀白浜」利用、(3)芝生の上でチームビルディング、(4)博報堂の講師によるワークショップ――といった内容が盛り込まれている。