東急、不動産開発投資会社のL Catterton Real Estate(以下、LCRE)、東急百貨店の3社は、渋谷区道玄坂二丁目24番土地(現・東急百貨店本店)の開発計画を推進する。今後、同計画の企画検討・設計などを実施する。
同計画推進に伴い、東急百貨店本店は23年春以降に建物解体工事に着手する(予定)。隣接するBunkamuraは、同計画に合わせて大規模改修工事を実施する。23年4月から休館する予定だが、東急グループの文化事業の牽引役としての活動は継続し、同計画との一体化に向けた準備も進める。
渋谷エリアで多数の複合施設の開発および運営で実績のある東急グループと、複合施設開発を手掛けるLCREがパートナーシップを組み、またBunkamuraとの一体化により「日本を代表するワールドクラスクオリティの施設を渋谷エリアに創出する」ことを目指すという。
東急の髙橋和夫社長は、東急グループが22年に100周年となることを踏まえ「本計画が“エンタテイメントシティSHIBUYA”の魅力を高め、次の100年を担うシンボルとなるよう、東急グループの総力を挙げて推進していく」とコメントしている。
LCREは世界に17のオフィスを構え250億ドル以上の資金を有するコンシューマ業界に特化した投資会社。さまざまなパートナーとのネットワークを活用し経営戦略を実行、投資プロジェクトの成長を支援している。1989年から業界を代表するコンシューマブランドへの投資を行っており、その数は200件以上となっている。