マンション・開発・経営

三井不 米国ダラスで初となる複合開発に着手

 三井不動産は、米国テキサス州ダラス市にて複合開発事業「メープルテラス」を着工した。テキサス州における同社初の事業。賃貸住宅やオフィス立地として人気が高く、多くの飲食や商業集積のあるアップタウンエリアに立地し、1925年竣工の歴史的建造物の外観を保存しながら開発を推進する。

 同物件は賃貸住宅棟(鉄骨鉄筋コンクリート造21階建て、総戸数345戸)、オフィス棟(鉄筋コンクリート造・鉄骨造9階建て)、商業店舗(鉄骨造1階建て)から構成。賃貸住宅棟と商業店舗を新築する一方で、オフィス棟については、地元で有名な歴史的建造物(1925年竣工)である賃貸住宅のファサードおよび構造の一部を残し、用途転換を伴うコンバージョンを行い増築する。

 同物件が位置するダラス市アップタウンエリアは、賃貸住宅やオフィスだけでなく、高級コンドミニアムやホテルなども数多く存在する、近年人気が高まっているエリア。多くの飲食店や商業施設、イベントが開催される「アメリカンエアラインズセンター」から徒歩圏内で、全米の中でも有数の国際空港であるダラス・フォートワース国際空港からも車で約20分の距離にある。

 なお、同物件は環境負荷削減にも取り組み、オフィス棟・賃貸住宅棟ではLEED Silver認証を、オフィス棟ではWELL認証も取得予定だ。