明治安田生命保険相互会社が推進し、森ビルがプロジェクトマネジメントに参画する「(仮称)西新宿一丁目地区プロジェクト」が8月1日に着工した。25年11月竣工予定。同プロジェクトは、東京都新宿区西新宿一丁目に所在する明治安田生命新宿ビルおよび周辺建物を一体的に建て替える計画で、建て替え後は事務所、店舗、ホールなどで構成される複合施設となる。同エリアは、新宿駅に直結し、新宿西口駅前広場に面する好立地。同プロジェクトの推進によって、新宿グランドターミナルの一体的な再編と、にぎわいのある街並み形成への貢献が期待されている。
敷地面積は、6294.72平方メートル(約1900坪)、延べ床面積は9万6901.94平方メートル(約2万9300坪)。建物は、鉄骨造(一部 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)・23階建て、高さ約126メートルで、オフィス(4階~22階約1万5500坪、1フロア専有面積800坪超)、店舗(地下1階~1階、約850坪)、ホール(2階約100坪)、子育て支援施設、駐車場などを整備する予定だ。
森ビルは、開発段階からプロジェクトマネジメントに参画するほか、竣工・開業後のプロパティマネジメント業務を受託し、事務所および店舗のテナントリーシング、ビルの管理・運営業務支援を行う予定だ。同社は、東京都心部における都市再生事業を通じて蓄積したノウハウを活用し、同社以外が推進するプロジェクトも支援していくことで、東京の更なる磁力向上に貢献する意向だ。