野村不動産は、シェアハウス&コワーキングスペース事業を始動した。事業化に先駆けた実証プロジェクトとして、「TOMORE(トモア)共創ライフ開発プロジェクト」を8月から開始。21年11月に、東京・日本橋人形町に、コワーキングスペース部分を再現したコンセプトスペース「TOMORE zero」をオープンする。
「TOMORE zero」は、集中して仕事をする「ソーシャル・ワークスペース」と、偶発的な出会いとコミュニケーションを楽しむ「ソーシャル・リビング・ダイニング」の2つのゾーンそれぞれに4つのエリア、計8つのエリアを設置している。暮らしの要素を取り入れることで、よりリラックスした状態で偶発的なつながりを生む工夫をしている点が特徴で、ソーシャル・リビング・ダイニングゾーンでは、靴を脱いでソファに腰掛けながら過ごすことができ、またアートが設置されたダイニングテーブルで食事を取りながらメンバー同士で交流することができる。
事業開始に先駆け、「共創」が日常にある暮らしを体感できる参加型プロジェクト「TOMORE共創ライフ開発プロジェクト」を推進。同じ目的や悩みを持ち、共創生活の考え方に共感した人が集うコミュニティ運営を行い、今後プロジェクトを段階的に進めていく。
TOMOREは、「TOMO(友と、共に)×MORE(もっと先へ)」を掛け合わせて生まれた言葉。プロジェクト・ビジョンに掲げる「More Company(仲間),More Collaboration(共同),More Creation(創造)」をオンライン・オフラインの双方で体現することを目指す。