森ビルは、六本木ヒルズにおいてコカ・コーラボトラーズジャパンと日本コカ・コーラ、リサイクル事業を展開するトムラ・ジャパンと共同で、事業系ペットボトルの新たな資源循環モデルの確立を目指す実証実験を21年11月18日から開始した。
実証実験は、六本木ヒルズ 森タワー内の対象エリアで発生した使用済みペットボトルを、専用の自動回収機(RVM)と既設の分別回収BOXで回収。飲料用ペットボトル容器として再生させる「ボトル to ボトル」リサイクルの具現化を目指し、排出事業者と飲料メーカー、リサイクラーの協働による新たなシステムの構築および運用を試みる。今後は、実証実験の結果を踏まえ、六本木ヒルズ全体や同社が運営する他の再開発プロジェクトでも応用できる資源循環の事業モデルを検討する予定だ。
空のペットボトルの回収やリサイクルは複数の業者・ルートを経由するが、今回は同社が森タワー内で回収から圧縮までを実施。事業所内で圧縮したペットボトルを、直接「ボトルtoボトル」のリサイクラーに輸送することで、輸送効率を高めながら確実にリサイクル用の資源として提供する。