日本医科大学、東京建物、大林組はこのほど、2025年竣工予定の「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」(地上51階・地下4階建て、最高高さ約250メートル、延べ面積約22万5,000平方メートル)について、「(仮称)日本医科大学 八重洲健診センター」を開設することで合意した。
医療施設を開設するのは再開発事業ビルの6階と7階で、広さは約2,800平方メートル。大規模ターミナル・東京駅前で、地下鉄日本橋駅や京橋駅などにも近接し、国際空港直結のバスターミナルがあることや、国際ビジネス交流拠点もあるなど、立地の地域特性を生かして、日本医科大学付属病院(東京都文京区)と連携した医療サービスの提供を行う。また外国人にも対応した予防医療や初期診療も行う予定。
三者は、同事業と新設医療施設を活用した施策を実施していくほか、災害時の医療連携などを通じても社会貢献していく方針。日本医科大学付属病院は、八重洲健診センター(仮称)の開設により、新たな予防医療の実践を行う計画で、人間ドックでの高精度診断機器を用いた癌の早期診断、早期アルツハイマー病などの認知症診断、若い女性を対象とした乳腺・婦人科健診などを予定している。
