空間データ技術から建設DXを支援するMatterport(マーターポート、米国カリフォルニア州)は、広島テレビ(広島市東区)が広島県観光連盟(HIT、広島市中区)の支援と広島市の協力を得て一般公開した「デジタル3Dコンテンツin平和記念公園」(https://3d-peacememorialpark.jp )に技術提供した。仮想空間内に広島平和記念資料館(イメージ図)とその関連施設の3D(3次元)画像のバーチャルマップを構築し、オンライン上で世界中のどこからでもバーチャルに訪問できるようにした。
恒久平和の象徴であるこれらの施設は老朽化が進んでおり、後世への継承が課題に上がっている。また、非接触ニーズの高まる中、重要な史料に場所や時間を問わずにアクセスできるようにして、平和教育などにも役立ててもらう。この取り組みの中で、Matterportは、現実世界に存在する各施設をデジタル空間内に再現する「デジタルツイン」の最新技術を提供。展示パネルなどをクリックしてテキストや映像のポップアップウインドウを表示し、音声も再生できるようにしている。