マンション・開発・経営

三井不など千葉・柏の葉のホテル内にがん患者見守り機器

 三井不動産、三井不動産ホテルマネジメント、テラス・ユー・ケア合同会社は、「三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド」(千葉県柏市)において、プライバシーに配慮した形で睡眠や、活動状況を検知する、ミリ波レーダー技術を用いた見守り機器「Tellus(テラス)」を導入し、「Tellus」付き宿泊プランを10月5日より販売開始する。「Tellus」のホテルへの本格導入は初めて。
 7月に開業した「三井ガーデンホテル柏の葉パークサイド」は、年間30万人弱の来院がある国立がん研究センター東病院敷地内に立地し、通院する患者や付き添いの家族を24時間サポートする滞在環境を提供。今回、開業後に導入するサービスの第1弾としてテラス・ユー・ケアが開発・提供する「Tellus」を本格導入した。当初は就寝と起床の検知を行い、23年以降は、死角となるトイレ、客室内での転倒、うずくまり等の検知の検証を進めていく。家族やホテル内に常駐するケアスタッフへリアルタイムにデータを通知することにより、一人で宿泊する患者やその家族の不安を軽減するサービスを構築する。
 「Tellus」付き宿泊プランは、客室タイプ「モデレートダブル」(14室限定)で、11日1日から当面の間、通常の宿泊料金で利用可能。予約は公式サイト(https://www.gardenhotels.co.jp/kashiwanoha-parkside/)から行う。

(写真)見守りセンサー「Tellus(テラス)」