マンション・開発・経営

三井不、英国・ロンドンでオフィス・商業の再開発事業に参画

 三井不動産はこのほど、英国子会社を通じ、英国を代表する不動産開発・投資会社であるグロブナー社と共同事業契約を締結し、英国ロンドン市ウエストエンドに位置するメイフェア地区での大型複合開発事業「サウスモルトン・トライアングル」プロジェクトへの参画を決定した。なお同プロジェクトは、主にオフィス、商業、住宅、ホテルで構成される大規模複合開発「サウスモルトン・トライアングル」プロジェクトの中でも、その中心となる南街区と北街区の2つの街区(それぞれオフィスと商業の複合建物)。23年に着工し、27年の全体竣工を予定している。

 同プロジェクトは、既存の地下鉄2路線に加えて10月に新線エリザベス線の駅開業も予定されているボンド・ストリート駅から至近で、交通利便性の高い立地となっている。メイフェア地区の玄関口にふさわしいエリア最高品質のオフィススペースや商業店舗を開発することで、メイフェア地区の更なる魅力向上に寄与することを目指す。

 計画建物を含む同プロジェクトは、英国大手設計事務所であるホプキンス・アーキテクト社によってデザインされた。メイフェア地区の歴史的な特徴を強化するため、既存建造物のファサードを保存し、100年以上の歴史をもつパブの改装を含む地域のランドマークを保持しながら、より緑豊かで快適かつ歩行者に優しい公共空間を整備する。

(写真)北街区の外観CG