住まい・暮らし・文化

大和ハウスパーキング、多用途のガレージ事業化へ実証開始

 大和ハウスグループで大和ハウスパーキング(東京都大田区、中前隆志社長)は、「Dパーキング取手駅前第1」(茨城県取手市)で、作業や趣味のスペースとして利用できるガレージ(総戸数7戸)の事業化に向けた実証実験を11月上旬に開始する。
 ライフスタイルの変化に伴う屋根付き駐車場へのニーズの高まりや、新型コロナの影響によって「一人で作業をするスペースが欲しい」や「趣味に没頭するスペースが欲しい」といった要望を受け、駐車場としてだけでなく、作業や趣味、荷物の収納など、利用者の多種多様なニーズへの対応を図る。本実証実験の結果を踏まえ、ガレージ事業の展開を順次検討する方針だ。
 JR常磐線取手駅から徒歩2分に、面積38.15平方メートル、幅6.5 メートル、奥行き5.9メートル、高さ2.9メートルのタイプA(4戸)と。面積19.07平方メートル、幅3.3メートル。奥行き、高さ2.9mのタイプB(3戸)のスチールガレージを設置。内装は自由度の高いスケルトンとしたほか、電動シャッター、コンセント、換気扇、監視カメラ、洗車スペースを設けるとともに、車庫内照明やエアコンの設置も可能とした。また、タイプAはセキュリティシステムを搭載した。
利用料金は、タイプAが月額7万7000円、タイプBが3万8500円(いずれも税込)。電気代は1カ月当たり50kW分までは無料。
 同社は、全国で3205カ所、6万7265台(22年9月時点)のコインパーキング「Dパーキング」の運営・管理を手掛けており、近年は、再生可能エネルギーによる電気自動車充電サービスや子育て世代向け駐車場も展開している。