大和ハウス工業は11月22日、東京都港区に「プレミストタワー白金高輪」(地上35階建て、総戸数284戸)を竣工した。引き渡しは23年1月下旬を予定している。
東京メトロ南北線・都営三田線白金高輪駅から徒歩1分に位置する1970年竣工の「パシフィック高輪マンション」(地上11階地下1階建て、総戸数63戸)と79年竣工の「トーア第二高輪マンション」(地上11階地下1階建て、総戸数93戸)の分譲マンション2棟と隣接する3敷地の建て替え事業によるもの。
従前建物は、建物の老朽化や耐震性への不安、バリアフリー対応の未整備、所有者の高齢化に伴う空室化、セキュリティ面の不安といった課題を抱えていた中、2010年 に近隣数棟による共同建替検討委員会が発足。両マンションの管理組合総会16年に建て替え決議が可決し、17年3月に建て替え組合が設立。18年に権利変換計画が認可され、19年8月に本体工事を着工した。
建て替え後の「プレミストタワー白金高輪」は、敷地2047・68平方メートルに29.73~117.15平方メートルの1DK~3LDKからなる延べ2万9796・68平方メートルの地上35階地下3階建て。総戸数284戸のうち、153戸を分譲した。