積水化学工業住宅カンパニーはこのほど、千葉県流山市で開発している分譲地「流山リードタウン」(全37区画)に、CO2排出量実質ゼロの災害救援機能付き自動販売機を導入した。
今回「流山リードタウン」に導入した自動販売機は、ダイドードリンコとの協業で独自に開発したもの。自販機の年間消費電力量に相当する「再エネ指定の非化石証書」によって、自販機稼働時のCO2排出量を実質ゼロとするほか、1台設置につき1本植林するなど、同社が環境配慮活動の一環として設置を進める「LOVE the EARTHベンダー」を千葉県で初めて採用した。
飲料に加え、ポテトチップやチョコレートなどのスナック菓子やマスク、ベビー用紙おむつといった衛生用品も販売するほか、充電用ハンドルを内蔵。災害などによる停電時に、ハンドルを回して発電することで機内の商品を取り出せるほか、携帯電話やラジオなどの非常用電源としても利用できる仕様とすることで、ライフラインの復旧や支援物資の到着までの期間、菓子や衛生用品の提供や、災害情報の収集や連絡手段確保のサポートなどを図った。
積水化学工業は、「スマート&レジリエンス」をコンセプトにグループの技術を結集した大規模街づくり「リードタウン」を展開。同自販機は今後、他の「リードタウン」にも順次導入していく方針だ。