政策

地域の健康・安全なコミュニティを追求 赤十字・URが包括協定

 UR都市機構は12月19日、日本赤十字社と連携に関する包括協定を締結した。UR賃貸住宅を活用した地域の健康・安全な生活および地域コミュニティの活性化等に寄与するためのもの。

 両者は、コロナ禍の20年から都内で発生した深刻な血液不足に対応するため、日本赤十字社の要請を受けて、UR賃貸住宅で献血会を開催。その後も日本赤十字社の職員やボランティアによる救命・健康支援講習会や防災セミナー等をUR賃貸住宅で実践しており、参加者からは「外出の機会が減る中、赤十字に親しみがあって参加した」や「災害に備えた知識を学ぶことができた」などの意見を得たという。

 これらを踏まえ、社会課題の解決に取り組む両者がより連携を深めるために協定を締結。URの所有する賃貸住宅等において、日本赤十字社が取り組む講習・防災・ボランティア等の事業を展開し、地域の健康・安全なコミュニティを追求していく。

(写真)団地の集会所での防災セミナー