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「シェアでんき」5年弱で契約申し込み1万件を突破

 シェアリングエネルギー(東京都港区、上村一行社長)が運営する太陽光発電システムの第三者所有サービス「シェアでんき」の契約申込数が、1月に1万件を突破した。同サービスは、太陽光発電システムを初期費用無料で提供するもの。太陽光パネルなどの部材費や、施工費などの初期費用、維持管理費を同社が負担。契約期間中に顧客から支払われるサービス利用料と余剰電力の売電収入によって初期費用を回収し、15年経過後は、システム一式を顧客に無償で譲渡、同社への余剰電力売電も可能となる。

 18年2月、新築住宅を対象に提供を開始。現在では既存住宅や事務所、店舗などへもサービスを拡大、21年11月には蓄電池も初期費用無料で提供する「シェアでんき蓄電池モデル」の提供を開始した。工務店やビルダー、金融機関、小売電気事業者、施工会社などのパートナー企業は既に1100社を超えており、昨年の下期(22年7月〜12月)は上期(同年1月〜6月)比で218%に増加した。同社はユーザー数100万件を目指しており、今後は更に拡大を加速する方針だ。