NTT都市開発を含む11社で構成する共同事業体「広島城アソシエイツ」(代表法人・中国放送)はこのほど、広島市のPark-PFI事業である「広島城三の丸整備等事業」において、公募設置等計画の認定を受けた。
25年3月に三の丸第1期エリア(南側)商業施設開業、同年4月に天守閣、二の丸復元建物の管理運営、26年9月に三の丸第2期エリア(北西側)商業施設開業、同年10月に歴史館供用開始という予定。三の丸には、武家茶道・上田宗箇流の世界を身近に感じられる「SOKOカフェ(仮称)」 やその他飲食店、地元産品を扱う土産物店を整備。神楽などを上演できる多目的広場も設ける。
同事業には広島城アソシエイツの強みを生かし、テレビやデジタルメディア、SNSを駆使 した情報発信にも力を入れる。周辺の観光スポットとも協力し、平和記念公園や紙屋町・八丁堀地区の各種施設とも連携して集客に取り組み、広島都心の回遊性を高める。
同事業は、民間の資金とノウハウを活用し、広島城三の丸の商業施設などの整備や、事業対象区域でのイベントの開催により、広島城周辺のにぎわいをつくり、都心の回遊性を高めることを目的としている。広島城アソシエイツは、「温故知新」をコンセプトとして、史跡や伝統文化の保存と継承に努め、歴史を生かした街づくりを行う方針。
