ミサワホーム、パナソニックホームズ、トヨタホームの住宅メーカー3社を擁するプライムライフテクノロジーズ(東京都港区、北野亮社長、以下「PLT」)はこのほど、事業活動での消費電力を100%再生可能エネルギー(再エネ)で賄う目標を掲げた国際イニシアティブ「RE100」に加盟。カーボンニュートラル化支援事業を展開しているサステック(東京都港区、丹野裕介社長、飯田祐一郎CEO)と提携し、傘下の住宅展示場モデルの脱炭素化に取り組む。
PLTグループは、サステックが設置・保守・運用を担う太陽光発電設備のオフサイトPPA(第三者所有型の電気販売契約)モデルや、市場連動の売電価格にプレミアムを上乗せすることで再生可能エネルギーの普及促進を図るFIP制度をモデルハウスに初めて導入する。
同社が運営する分散型電力運用プラットフォーム「エリック」を活用することで、発電した再生可能エネルギーを小売電気事業者経由で、傘下の住宅各社の住宅展示場内モデルハウスに供給する。供給されたエネルギーには、「RE100」に対応したトラッキング情報付き非化石証書が発行される。
住宅各社がサステックと個別契約を締結し、関東・中部圏の住宅展示場のモデルハウスにおける再エネ化を進め、温室効果ガス排出量の削減を目指す。
PLTグループは50年のカーボンニュートラル実現に向け、住宅メーカー3社で、サプライチェーン全体での30年の温室効果ガス排出量を20年度比で50%削減する中間目標を掲げるなど、22年7月に統一目標を策定。「RE100」加盟に当たり、40年での事業活動における完全再エネ100%化を目指す方針を打ち出した。