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TOTO、水垢抑止仕様の浴室鏡で5度目の発明賞

 TOTOは「水垢汚れを抑止する清掃容易な浴室鏡の発明」で発明協会(内山田竹志会長)が主催する23年度の「全国発明表彰」で「発明賞」を受賞した。同社の表彰は今回で8回目、同賞の受賞は5回目。

 受賞案件は、同社のシステムバスルーム「シンラ」「サザナ」に標準搭載している浴室鏡「お掃除ラクラク鏡」の、炭素の膜で水あかのこびり付きを抑える機能によるもの。従来の浴室鏡は水あかの体制によって、映り込み機能が低下するという課題があった。また、水道水中の水あか成分が鏡の表面と科学的に結合し、通常の手入れでは除去が困難だった。「お掃除ラクラク鏡」では、鏡の表面を炭素の膜でコーティングすることで、鏡と水あかが結合しない構造を作り、水垢の除去を簡素化した。この技術は、特許第6028878号を取得している。・

 なお、同社は20年度にもハイエンド温水洗浄一体形便器「ネオレストNX」の意匠(意匠登録第1558397号)により、同賞を受賞している。