マンション・開発・経営

防災備蓄食の定期配送サービスが中野の分譲住宅で初導入 伊藤忠都市開発

 伊藤忠都市開発は防災備蓄共同プラットフォーム「あんしんストック」の開発・運営を行うLaspyと共同で、分譲マンション入居者向けの新たな防災備蓄サービス「あんしんストックRolling」を開発した。同社は24年7月の竣工を目指し建設中の分譲マンション「クレヴィア中野新橋」(全37戸)に新サービスを初導入する。同マンションでは共用部には各住戸専用の防災倉庫を完備し、入居者にはオリジナルの防災リュックを配るなど様々な防災サービスの提供を図っていく。

 新サービスは災害時などのいざという時に備え、各備蓄食の消費、賞味期限状況を管理し、消費した分だけを追加でストックし、賞味期限が切れそうな備蓄食は定期的に入れ替える。入居時に3日分の備蓄食(主食・副食・水)を渡し、以降、レトルトカレーなどが入った副食セットは半年に1度、アルファ化米などの長期保存の主食セットは5年に一度と、賞味期限を考慮して入れ替えが必要な備蓄食を定期的に自宅へと配送する。マンション入居者は備蓄食の賞味期限の管理や補充するための購入などの手間がかからず、常に3日分の備蓄食をストックすることができる。