不動産テックサービスを提供するワンノブアカインド(東京都港区)は、同社で運営するマンション情報サイト「マンションレビュー」の保有データを基に、2023年8月の全国市区町村を対象とした「中古マンション相場調査」の結果をまとめた。
坪単価をベースに70平方メートルでの価格に換算した「中古マンション価格」と、当該の「価格ランキング」の上位20位について過去10年間の「価格推移」や、1年前からの価格上昇率を現す「騰落率」のランキングを発表した。
中古マンション価格のランキング全国1位は、「東京都港区」が返り咲いて1億759万円だった。2位は先月1位だった「東京都千代田区」で1億300万円だった。
また、上位10位の10年前との比較では、「東京都中央区」(プラス95・47パーセント)のみが90パーセントを超える伸びを見せている。
5年前との比較では、「東京都中央区」(プラス39・14パーセント)、「東京都港区」(プラス32・73パーセント)、「東京都渋谷区」(プラス31・84パーセント)、「東京都千代田区」(プラス31・77パーセント)がいずれも30パーセントを超えた。
3年前との比較では、「東京都中央区」(プラス25・01パーセント)など4市区が20パーセントを超える伸びを見せている。
1都3県の首都圏以外で最も中古マンション価格の高い市区は、19位の「京都府京都市中京区」で5251万円だった。
また、推定価格が100位以内の市区で、首都圏以外のエリアのトップは、東海エリアが65位の「愛知県名古屋市中区」(3277万円)、近畿エリアが19位の「京都府京都市中京区」(5251万円)、中国エリアが86位の「広島県広島市南区」(2849万円)、九州・沖縄エリアが71位の「沖縄県那覇市」(3148万円)だった。
このほか、「騰落率」も同社ではランキング集計している。