THIRD(東京都新宿区)は、同社で提供する不動産管理業務の労働生産性を改善できるAI建物管理クラウドシステム「管理ロイド」と、竹中工務店(大阪市中央区)が提供する、オープンな通信規格を採用したクラウド型のビルOS(運用システム)「ビルコミュニケーションシステム(登録商標)」を連携させ、不動産管理現場の工数の削減を支援する共同サービスの提供を始めた。
ビルコミュニケーションシステムに集約された中央監視盤の情報や建物の設備情報、センサー、ロボットからの建物に関するビッグデータを「管理ロイド」で確認できる。「管理ロイド」を活用する企業は、設備機器の運転データや検査データを基に、データに裏打ちされた設備管理の高度化を図れる。
また、遠隔でも建物の状態を確認し、トラブル対応の受け付けや作業の割り当て、緊急時の対応などができる。不具合管理の機能を強化し、緊急対応能力を向上させ、最適にスタッフを配置できるなど、不動産管理の現場業務の効率化を実現できる。
これまでの実務では、ビルOSや中央監視盤システム、管理会社の業務システムなど複数のシステムの使い分けが必要だったが、今回の両社の共同サービスを活用することで、不動産管理業務を一層最適化できる。
