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ミサワホーム総研、沖縄科学技術大学院大学と共同研究開発を開始

 ミサワホーム総合研究所は、沖縄科学技術大学院大学(沖縄県国頭郡)と共同で、「キャンパスのカーボンニュートラルを実現する蓄電池と水素カートリッジのモバイル搬送」をテーマに沖縄県国頭郡恩納村の同大学キャンパス内で研究開発を開始した。内閣府が主導する「戦略的イノベーション創造プログラム(以下SIP)」の取り組みの一環。

 同社は23年度SIPの取り組み課題「スマートエネルギーマネジメントシステムの」の研究開発テーマの一つに選定され、同大学と共同で実証実験を開始した。

 年間を通してエネルギーを安定的かつ安価に供給しながらコミュニティのカーボンニュートラルを実現するためには、「太陽光発電等のグリーン電力の一部を水素に一旦変換した上で小型カートリッジに貯蔵し、必要なタイミングでモビリティを使って需要地に搬送することが有効」との仮説に基づき、技術開発と事業検討を実施する。研究開発期間は28年3月までの予定。