大和ハウス工業は2月29日、青森市に「プレミスト青森新町ザ・タワー」(総戸数82戸)を竣工した。引き渡しは3月9日に開始する。同社が参加組合員として参画する「中新町山手地区第一種市街地再開発事業」内の分譲マンション
同事業は、青森市中心市街地の活性化と賑わいの創出を目的としたもの。「青森ねぶた祭」運行ルートの「新町通り」に面した約5000平方メートル内の老朽化した中小小売店舗や飲食店舗、事務所などを共同化・集約化し、分譲マンションと飲食店などの店舗で構成するセンター棟と、オフィスやビジネスホテル、店舗からなるウエスト棟の2棟を開発した。
「プレミスト青森新町ザ・タワー」はセンター棟の2~18階を占めており、60.92~87.18平方メートルの2LDK~3LDKで構成。センター棟はJR青森駅から徒歩10分に位置する敷地1610.32平方メートルに、高さ59.834m、延べ1万670.55平方メートルの18階建て。同物件は、21年10月に販売開始し、23年8月に完売した。成約者は、青森県内在住者が約85%(うち青森市内在住は約79%)を占めた一方、首都圏の居住者も約13%いた。また、60代以降の成約者が約48%を占めた。
なお、ウエスト棟は23年6月に竣工。1階を店舗、2・3階は角弘の本社オフィス、4~13階をホテル「然温泉 淡雪の湯ドーミーイン青森」(客室194室)で構成している。