売買仲介

不動産売買仲介で従業員の捏造が判明 バリュエンスHD

 バリュエンスホールディングス(東京都港区)は、同社連結子会社のバリュエンスジャパン(同住所)が提供する不動産仲介サービスで、従業員による不正行為が判明したと発表した。

 当該事案は、当該の従業員が、不動産売却意向のない顧客が保有する不動産に関して、不動産売却の仲介の依頼を受けたかのように捏造(ねつぞう)し、当該の不動産物件の購入を希望する別の取引先との間で不動産売買契約を偽造し、不正に締結した可能性があるという。

 これを受けて同社では、外部の専門家を含めて社内調査を実施している。関係者に対する事情聴取や資料の確認などを行い、原因究明を急いでいる。その過程で、懲戒事由になりうる重大なコンプライアンス違反が一部で判明し、当該従業員の社内処分の手続きを進め、警察にも相談をしているという。