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三井不、海老名で竣工する物流施設に日本ロジテム一棟賃借

 三井不動産が神奈川県海老名市で開発を進めていた「三井不動産ロジスティクスパーク海老名南(MFLP海老名南)」が3月31日に竣工する。MFLP海老名南は、入居テナントである日本ロジテム(東京都港区)が1棟を賃借する。

 圏央道「寒川北IC」から約4.2キロメートル、東名高速道路「厚木IC」から約5.2キロメートルと 圏央道と東名の結節点である海老名エリアに位置する。敷地1万8110㎡に地上4階建て延べ3万7470㎡を開発。1階部分は、トラックバースは45ftコンテナ車両に対応し、倉庫の積載荷重が1㎡当たり2.0トンなど多様な保管ニーズに対応する。72時間対応する非常用電源などでBCP(事業継続計画)にも対応する。

 屋上には出力容量約750キロワットの太陽光パネルを設置して三井不動産が運用し、施設内へ再エネ電力を供給する。太陽光発電の余剰電力を活用するMFLP初の試みとして、施設外への売電を予定する。パワーエックス製の蓄電池型超急速EV充電器を1台導入し、太陽光パネルの余剰電力を活用する。屋内照明のLED化で省エネを推進し、最高ランクの「ZEB」認証取得とDBJ Green Building 4つ星を取得予定。MFLPで3施設目の「グリーンエネルギー倉庫」となる。

 また、約3000㎡の既存の樹林地や緑地空間を保全し、この緑地空間につながる屋外テラスと1階ラウンジを一体設計した。屋外テラスは既存緑地の植物に囲まれたピクニックテーブル・ハンモック・ブランコの3つのゾーンに分かれている。