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芝浦の大規模複合開発に3D化システムを提供 スタイルポート

 3D(3次元)コミュニケーション・プラットフォーム「ROOV」シリーズを展開しているスタイルポート(東京都渋谷区)は、同社で2024年6月に提供を始める新たなサービス「ROOV.space」で、これに先行して、野村不動産と東日本旅客鉄道(JR東日本)を事業主体とする旧・浜松町ビルディング(東芝ビルディング、東京都港区芝浦)の建て替え大規模複合開発「BLUE FRONT SHIBAURA」向けに提供を始めた。

 新サービスは、都市空間から室内空間までの現実空間をデジタルな3D空間で再現できる。
ウェブ上に構築された3Dモデルに様々な関連データをひも付けて表示し、空間を「体験」しながら情報を確認できる。室内と外観、街並みが自然な形でつながる空間を通じ、魅力が伝わりやすく、周辺環境と一体になった空間検討ができる。

 今回の先行提供では、同大規模複合開発プロジェクトが長期にわたり、行政機関や工事関係者、出店企業、地元住民などの様々な関係者が関与することから、新サービス『ROOV.space』を活用することで、複数人が同時にデジタル空間にアクセスし、合意形成や新たな構想をより実体験に近い形で共有できるようにした。変更点があれば瞬時に反映され、最新状況を共有・体験できる。