明治機械(東京都千代田区)は、「太陽光発電システム」を基幹とする「通信ネットワークシステム事業」に新規参入する。
同社は創業120年以上にわたり、製粉事業を始めとした食品業界で利用される機械製造や食品工場プラントの建設事業を柱としてきたが、既存のコア事業の収益基盤の向上に加え、成長事業領域の探求を開始する。
頻発する地震発生時の停電の影響で多くの基地局が機能停止となり、通信ネットワーク網の確保が現在、課題に挙がっている。
そこで同社では、今回の新規事業で、他社製品も活用して太陽光発電システムを基幹とした通信ネットワークの領域への参入を決めた。
具体的には、カンスト(横浜市西区)など数社が提供する商品やサービスを組み合わせて、「どんなときも安心のWi―Fi環境と明るさ」をテーマとして、3WAYポール「そ・ら・こ」を開発した。
新製品は、通信・発電・照明の3つの機能を持ち、平時や大規模災害時でも衛星からの通信環境を広域なエリアに拡張できるメッシュルータを搭載し、太陽光発電からの蓄電による電力の確保でき、夜間の照明としても利用可能としている。