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「YKK AP上海国際貿易社」設立、アジア圏調達力強化へ

 YKK APの中国法人は、現地法人は新会社「YKK AP上海国際貿易社」を設立し、7月1日に事業開始した。資本金は500万元(約1億円相当)。中国法人の松本昭弘総経理が董事長となる。

 YKK APグループにおける中価格帯商品でのグローバル事業拡大に向け、調達力の強化を目的に設立した。中国の最先端の技術や多様なサプライチェーンを活用し、同国内の企業から材料や部品・部材を調達することで、中国及びアジア圏、日本の製造拠点へ供給し、商品力強化やコスト競争力強化を目指す。

 同社は1999年に中国での事業を開始し、19年に上海に中国法人を設立。現在、同国内に製造拠点3カ所、営業拠点10カ所を展開しており、中国向けの窓・サッシに加え、グローバル製造供給拠点として部品・カーテンウォールや日本向け樹脂形材を製造。「中国門窓・CW業界十大ブランド表彰」を国外企業で初めて8年連続で受賞している。