総合

東急不グループ、2033年に海外人材30%へ採用を加速

 東急不動産と東急リゾーツ&ステイは8月13日、両社が開発もしくは運営する宿泊事業などのサービス業の人手不足に対応するために特定技能海外人材の多人数採用を開始したと発表した。宿泊・観光業を含むサービス業は、少子高齢社会に伴い生産年齢人口が減少していることに加え、インバウンド需要の回復で人手不足が一層の課題となっている。特定技能海外人材の採用を皮切りに海外人材の積極的な受け入れを進める。

 ㈱ONODERA USER RUN(=OUR、東京都千代田区)が運営する現地無償教育機関(OURミャンマーアカデミー、OURフィリピンアカデミー)の特定技能海外人材52 人を採用した。今後は、OURの教育スキームに東急リゾーツ&ステイの独自教育カリキュラムを組み込むことで人材を育成するための教育スキームの構築を目指す。

 今回のミャンマー、フィリピンに限らず韓国や中国、台湾、インドネシア、インド、ネパールなど様々な海外人材の受け入れを積極的に進める予定。2033年には正社員全体の約30%を海外人材が占めることを目指す。