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旭化成G、コミュニティ醸成アプリの安否確認機能を提供開始

 旭化成グループでマンション・地域コミュニティ醸成無向けサービスを展開しているコネプラ(東京都千代田区、中村磨樹央社長)はこのほど、マンションや街の住民向けコミュニティ醸成サービス「GOKINJO(ゴキンジョ)」で安否確認機能の提供を開始した。

 マンションの所在地で一定規模以上の地震が発生した際に起動させ、アプリやウェブから住人に安否確認回答依頼を送付する。住人はデジタル上で安否情報を回答できるほか、区分所有者など他の住人と回答状況リストや回答の集計結果を共有することで、他の住人の安否状況の閲覧も可能とした。ウェブコンソールから手動で安否確認を起動することで、防災訓練の際の安否確認も実施できる。

 住人が「要救助」の回答をした際は、他の住人が救助に迎える場合は、住人との情報共有機能によって、画面上で救助の意思表示ができる。

 また、外部管理者方式の管理者や理事会方式の理事などもコンソールからの実施状況を確認でき、安否確認の集計結果を出力できるようにすることで、管理者の所在にかかわらず対応しやすい仕様とした。

 更に、11月には一定規模以上の地震発生時に自動で起動する機能を拡充する予定。これにより、「要救助」を回答した際は、住人自身があらかじめ登録をした者に自動でSMSを送信し、救助が必要である旨を通知する機能や、これまで実施していた玄関にマグネットを張るといったアナログ式の安否確認との併用を想定し、アナログ式安否確認の集計結果も同システムに集約する機能の実装などを予定している。