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一建設 宮城・白石工業高生が現場体験 建築科1年生25人が参加

 飯田グループの中核企業である一建設は9月6日、宮城県立白石工業高等学校建築科の1年生25人を対象に、木造住宅の建築現場見学会と住宅設計体験会を実施した。

 現場見学では、同社が宮城県亘理郡亘理町に開発中の分譲戸建て住宅の建築現場で、基礎工事や躯体工事についての説明と共に、同校卒業生の同社社員大工が、実際に使用している電動工具などの安全な使い方を後輩にレクチャーし、実際に高校生が電動工具を使ったビス打ちなどを体験。また、同校卒業生で育休から復職した現場監督が後輩からの質問に応じた。

 住宅設計体験会では、同社社員による住宅設計の仕事内容の説明や3D CADを使った住宅設計の実演後に、高校生が作図用方眼紙を使い、〝自分の住みたい家〟の住宅図面を作成。代表者4人が、完成した図面を発表した。

 参加した学生からは、「高校の先輩から大工の仕事や現場監督の仕事内容を聞くことができて良かった」「まだ学校の授業では、勉強していない内容も教えてもらえたので、有意義な時間になった」といった感想が寄せられた。

 同社は23年度から、建築科を擁する工業高校を対象に、自社の住宅施工現場で見学会を開催。今年度は6月に奈良県立奈良商工高等学校と愛知県立碧南工科高等学校の学生にも実施した。