プロロジスはこのほど、住友生命保険とバーチャルPPA(Power Purchase Agreement:電力販売契約)サービス契約を締結した。物流施設「プロロジスパーク岡山」と「プロロジスパーク盛岡」の屋根面に設置される太陽光発電設備を活用する。住友生命にとって、バーチャルPPAサービスの活用は初めて。
再エネ発電事業者が発電した電気を卸電力取引市場や相対取引で売電をした際に、電力広域的運営推進機関が基準価格(FIP価格)と市場価格の差額をプレミアム額として交付するFIP制度を活用する。
プロロジスは、住友生命に「プロロジスパーク岡山」の発電量全1.2メガワット分の環境価値と、「プロロジスパーク盛岡」の発電容量5.7メガワットのうち4.6メガワット分の環境価値を20年にわたり提供する予定。
プロロジスが、長期安定的に再エネ発電事業を継続できる事業者として認められたことや、FIP基準価格が高い屋根設置太陽光を活用していることなどが評価され、長期締結に至った。
提供開始時期は2025年12月。「プロロジスパーク盛岡」の発電容量の残り1.1メガワットは、同施設への自家消費へ振り分ける。